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小池東京都知事の元側近で都民ファーストの会の事務総長などを務めてきた弁護士の小島敏郎氏が4月17日、日本外国特派員協会で会見し、2020年の都知事選直前にカイロ大学が小池氏の卒業を認める声明文を出すに至った経緯などを語った。
小池氏は2020年5月に出版されたノンフィクション作家・石井妙子氏の著作『女帝』の中で、それまで自身が主張してきたエジプトのカイロ大学卒業の経歴に疑義があることが指摘され、都議会でも追及された。同年7月5日の都知事選を控えた小池氏は窮地に陥っていたが、6月9日、カイロ大学が小池氏の卒業を認める声明を唐突にフェイスブックに公表したことで、疑惑は少なくとも一時的に沈静化した。しかし、当時からこの声明文が公開された経緯を疑問視する声は上がっていた。
小島氏はこの声明を公表する案は自らが提案したものだったとして、元ジャーナリストで同じく小池氏の側近だったA氏がその原案を作ったと主張した。その裏付けとして小島氏は会見で、A氏が作成した声明文の原案と実際にフェイスブックに公表された文面を並べて提示し、両者がほぼ同じ内容であることを指摘した。
小池氏が今年7月の都知事選が公示される6月20日に立候補の届け出をする際に、自身の経歴にカイロ大学卒業を書いた場合、公職選挙法上の経歴詐称として刑事告発をする可能性があることを明らかにした上で、現時点では匿名にとどめているA氏の実名も含め、裁判になればすべてを明らかにする用意があると小島氏は語った。