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ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性被害の実態をいち早く告発し、被害者が相次いで名乗り出るきっかけを作った元ジャニーズJr.でミュージシャンのカウアン・オカモトさんが9月8日、日本外国特派員協会で会見し、前日のジャニーズ事務所の記者会見に対する思いや今後の抱負などについて心境を語った。
ジャニーズ事務所はこの前日の9月7日、元社長の故ジャニー喜多川氏による性加害が問題化して以来初めて記者会見を行い、喜多川氏の性加害の事実を認め被害者への補償を進める意向を表明するとともに、喜多川氏の姪の藤島ジュリー景子前社長の退任と所属タレントの東山紀之氏の社長就任を発表していた。
英BBCが2023年3月にジャニー喜多川氏による性加害を告発するドキュメンタリーを放送した後も、日本の主要メディアはこの問題に対する報道を一切控えていた。しかし、オカモトさんが4月12日、この日と同じ日本外国特派員協会で記者会見を行い、15歳から自身がジャーニー氏からの性被害を受けていたことを被害者としては初めて公開の場で語ったことで、メディア各社もこの問題を報じざるを得なくなり、それがジャニーズ事務所の性加害問題が大きな社会問題となるきっかけとなった。
この日の会見でオカモトさんは、ジャニーズ事務所が性加害を認め謝罪したことを評価した上で、自分からはこれ以上ジャニーズ事務所に対して言いたいことはないと語った。しかし、その一方で、ジャーニーズ事務所が社名変更をしない方針であることについては、100%変わると思っていたのでびっくりしたと語り、「ジャニーズという名前を使い続けることはマイナス。変更した方が心を一新してやっていける」との考えを示すなど、ジャニーズ事務所自身はまだ多くの課題を抱えているとの考えを示した。