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元ジャニーズジュニアのメンバーで現在は俳優やダンサーとして活動をする橋田康氏が5月26日、日本外国特派員協会で会見し、当時事務所社長だったジャニー喜多川氏(本名・喜多川擴=2019年7月9日死去)から受けた性的被害を告発するとともに、子どもを性暴力から守る法律の強化と被害者窓口の設置などを求めていく意向を示した。
1998年、12歳でジャニーズ事務所に入所し2006年までの約7年間、同事務所に所属していた橋田氏は、入所の約1年後、公演先のホテルで喜多川氏から性被害を受けたとして、その時の模様を詳細に描写した。当時、橋田氏は13歳で性行為に対する知識も経験もまったくなかったため、自分の体に何が起きているのかがわからなかったという。喜多川氏による性行為の後、涙が止まらなかったという橋田氏は、翌日喜多川氏から1万円を手渡され、自分の価値は1万円なんだと感じたと語った。
現在38歳で自らが設立した芸能事務所の代表取締役に就いている橋田氏は、今も俳優業やダンサーを続けているが、今回のような形で性被害を告発することによって、今後芸能活動を続ける上で自分が性被害者というレッテルを貼られるリスクがあることは覚悟しているという。しかし、ジャニーズ事務所の再起と芸能界の改善のために、あえてカミングアウトに踏み切ったと語る橋田氏は、性被害の加害対象を親権者に限定している現行の児童虐待防止法を改正し、第三者も処罰対象に含めることを求めるとともに、同様の被害にあったジャニーズジュニア向けに対応窓口を設置する方針を明らかにした。
また橋田氏は、今月14日に公表されたビデオの中で事務所の現社長、藤島ジュリー景子氏が性加害の実態を知らなかったと述べていたことについて、現社長が知らなかったということは考えられないとの見方を示した。