自民党に歴史的大敗をもたらした民意を読み解く
マル激 (第1230回)
ゲスト小林良彰
慶應義塾大学名誉教授
慶應義塾大学名誉教授
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自民党総裁選への出馬を表明している岸田文雄衆院議員が9月13日、日本外国特派員協会で記者会見し、自身が首相に就任した場合の靖国神社参拝や日本学術会議の任命拒否問題、北朝鮮の金正恩総書記とのトップ会談の可能性などについて語った。
靖国参拝について岸田氏は、「国のため尊い命をささげた方々に尊崇の念をしっかり示していくことは政治家にとって大切な姿勢だ。適切な示し方を考えたい」と述べる一方で、「崇敬の示し方はそれぞれの政治家、人間が考えていくこと」と語り、自身が首相に就任した場合の対応については明言を避けた。
また、菅義偉首相が日本学術会議会員の任命を拒否した問題への対応を問われた岸田氏は、菅政権の決定を「撤回する考えはない」と語った。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記とのトップ会談をする意思を問われた岸田氏は、「選択として排除しない」としながらも、米国の対北朝鮮政策を見極めた上で検討するとして、対北朝鮮外交ではアメリカに追随する姿勢を明確に示した。