五輪談合事件に見る、捜査能力の劣化で人質司法に頼らざるをえない特捜検察の断末魔
マル激 (第1172回)
ゲスト郷原信郎
弁護士
弁護士
完全版視聴期間 |
(期限はありません) |
---|
遠隔操作ウイルス事件の第4回公判が3月20日、東京地裁で開かれ、公判後被告の片山祐輔氏が、弁護団とともに記者会見を行った。
「検察の主張は矛盾だらけ。いくらでも突っ込みどころがある。私が犯人だと言い続けられるのが不思議だ。」片山氏はこのように語り、検察側は片山氏の犯人性を証明できていないとの見方を改めて強調した。
主任弁護人の佐藤博史弁護士は、これまで検察側の証人として3人の警察官と1人の民間のコンピュータ・セキュリティ会社の職員が証言をしたが、片山氏が遠隔操作ウイルスを作る能力があったことも、片山氏のパソコンが真犯人によって遠隔操作されていた可能性も否定できていないとの見方を示した。