自民党総裁選から読み解く日本の現在地とその選択肢
マル激 (第1224回)
ゲスト河野有理
法政大学法学部教授
法政大学法学部教授
完全版視聴期間 |
(期限はありません) |
---|
自民党総裁選に立候補している石破茂衆院議員が9月11日、日本外国特派員協会で記者会見を行い、来週に迫った総裁選に向けた抱負を語った。
今回、自民党が党員投票を含む「フルスペック」の総裁選を実施しなかったことについて問われた石破氏は、党則で例外的に総裁選を両院議員総会で代替することが認められている「緊急の場合」とは、急病などによって突然首相が欠けた場合や、戦争、自然災害などで一刻の猶予も許されない事態を想定したものとした上で、現状は「緊急の場合」に当たらないため、党員の声を反映させた総裁選が行われるべきとの認識を示した。その上で、「政府が機能停止に陥ることは避けなければならないというのは、今頑張っている安倍さんに対して失礼な物言いだ」と指摘した。
会見の冒頭、司会を務めたイザベル・レイノルズ日本外国特派員協会会長から、同協会では総裁選に立候補している全候補者を記者会見に招待しているが、現時点では石破氏しか応じていないとの報告があった。