日本は次の感染症への備えはできているか
マル激 (第1169回)
ゲスト明石順平
弁護士
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安倍首相は5月4日、記者会見を行い、新型コロナウイルスを巡る「緊急事態宣言」の5月末までの延長を発表した。
「当初予定した1カ月で緊急事態宣言を終えることができなかったことは国民にお詫びする。さらに1カ月続ける判断をしなければならなかったことは断腸の思いだ。」首相はこう語り、新たな期限を5月末としながらも、5月14日をめどにあらためて専門家に分析を依頼した上で、早期に宣言を解除する可能性もあることを示唆した。
宣言解除の条件として首相は、1日の新規感染者が1日100人を下回る必要があると指摘した上で、早期に追加経済対策を策定する意向も示した。
会見の終盤でビデオニュース・ドットコム記者から、日本の人口1000人あたりのPCR検査数がOECD加盟国中メキシコに次いで最も少ないレベルに低迷していることを指摘された上で、「総理は本気で検査数を増やそうとしてきたのか」を問われた首相は、「もちろん本気で増やそうとしてきたし、現に能力はあがってきている。しかし、能力があがったからといって、直ちに検査数が増えるわけではない」と答え、現在の日本のPCR検査数が、内閣総理大臣が検査数を増やすよう「本気で」命じているにもかかわらず増やせていないという異常な状態にあることを認めた。