ラグビーW杯を100倍楽しむために
スポーツライター
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ラグビーのワールドカップで世界の強豪南アフリカを破り史上初の3勝を挙げた日本代表のエディ・ジョーンズ元ヘッドコーチが、11月2日、外国特派員協会で会見し、今後日本のラグビーが世界のトップレベルに到達するためには、若手の育成を含めた強化体制の刷新が必要であるとの考えを強調した。
「世界の強豪と互角に戦うためには、15~16歳から才能のある選手を育成していく必要がある、しかし、日本ではトップリーグや大学がそれぞれ自分たちのリーグのことを優先し、日本全体でエリート選手を育てる体制ができていない。」ジョーンズ氏はこのように述べ、今後日本がニュージーランドなどのティア1と呼ばれるトップクラスの国々に太刀打ちしていくためには、早い段階から若い選手を育成・強化していく必要があるとの考えを示した。
2012年から日本代表チームを率い、10月31日を持ってヘッドコーチを退任したジョーンズ氏は、後任ヘッドコーチの条件として、海外でトップレベルの指導者として成功を収めた経験を有し、なおかつ日本のラグビーの独特な制度を理解し、それと協調していけることが必須になると語った。
日本で開催される2019年のラグビーワールドカップで、日本が予選ラウンドを突破する上での鍵となる若手プレイヤーとして、ジョーンズ氏は早稲田大学の藤田慶和、筑波大学の福岡堅樹、山沢拓也らの名前を挙げた。
ジョーンズ氏は南アフリカのスーパーラグビーの強豪ストーマーズのヘッドコーチに就任するため、明日離日する予定。