「防衛政策の大転換」で日本はハイブリッド戦争に太刀打ちできるか
元陸将・陸上自衛隊東北方面総監
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安保法制に反対する抗議行動を行ってきた学生団体「SEALDs(シールズ)」は10月28日、外国特派員協会で記者会見し、来年の参議院選挙をもってシールズとしての運動は終了する意向を明らかにした。
会見に臨んだのは、シールズの中心メンバーの本間信和、諏訪原健、芝田万奈、千葉泰真の4氏。
芝田万奈氏は、「みんなが大学を卒業するということもありますが、(シールズは)緊急アクションとして立ち上がったので、参院選をめどに一度解散し、その後はやりたい人がいればまた団体を作ればいいのではないか」と語り、それまでは参院選での野党協力の実現や投票率を引き上げるための活動を行っていきたいと、抱負を述べた。
諏訪原健氏も、立憲主義を取り戻すためのシールズという運動はあくまでエマージェンシー(緊急)の行動だったとした上で、参院選後は「この国の舵取りを誰に任せるのかという話になってくる。どういう方向を目指すかについていろいろな人と話をしていかないとならない」と語り、参院選をもって組織を解散させることの妥当性を訴えた。
来年の参院選について本間信和氏は、安保法制の廃止を目標に野党間が協力体制を作ることへの期待感を表明した上で、「ただ野党を揶揄、罵倒するだけではなく、どのようにしたら野党の選挙協力が実現できるのか、その問いを引き受け、一緒に盛り上げていくことが必要」と語り、政治を変えるために市民社会が積極的に政治参加する必要性を強調した。