実刑判決は出たが課題は未解決のままだ
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他人のパソコンを遠隔操作してインターネット上に殺害予告などの脅迫文を書き込んだとして威力業務妨害などの罪に問われている片山祐輔被告の裁判が7月9日、東京地裁で行われ、脅迫文を書き込んだ疑いがかけられ誤認逮捕された男性や、児童を殺すなどの脅迫文を書き込まれた小学校の校長らが法廷で証言した。
続いて、片山氏自身が証言台に立ち、2005年に片山氏がネット上にレコード会社の社長夫妻らの殺害予告を書き込んで逮捕され有罪判決を受けた「のまねこ事件」について、当時の状況や、その後約1年半の服役を経て、再び今回の犯行に至った経緯などについて、詳細に語った。
公判後、片山氏の弁護人の佐藤博史弁護士らが記者会見を行い、ウイルス作成罪での追起訴や片山氏自身が5月に送り付けた真犯人メールに対する追起訴などは行わない方針が検察側から伝えられたことを明らかにした。これで片山氏に対する検察の捜査は事実上終結したことになる。