日本の凋落を止めるためにやらなければならないこと
金融教育家、元ゴールドマン・サックス金利トレーダー
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1959年仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。(博士論文は『権力の予期理論』。)著書に『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『正義から享楽へ-映画は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった国・日本』など。
今月から始まる新番組経世済民オイコノミア。この番組では従来の経済学の枠組みに囚われずに、経済問題を様々な視点から考え、議論していきます。
司会は元ゴールドマンサックスの金融トレーダーで、現在は金融教育家として活動する田内学。
番組では田内学が独自の視点から金融や財政、税制や家計などわれわれの身近にある経済問題を、各方面で活躍中の政治家や官僚はもとより、エコノミストや研究者、起業家、社会活動家などと熱い議論を交わす中で、なぜわれわれ一人ひとりにとってもまた社会全体にとっても経済が重要なテーマであり、どのような形でそれを活性化させていくことが、一人ひとりの豊さや幸せの実現につながるかなどを真剣に考えていきます。
栄えある第一回目のゲストは、ビデオニュース・ドットコムの看板番組『マル激トーク・オン・ディマンド』のホストで社会学者の宮台真司さん。今回宮台さんとは、日本が経済的に過去四半世紀ほとんど成長ができずに停滞している理由を考えた上で、そもそも日本に住むわれわれは経済停滞が始まるはるか以前から決して幸せではなかったという厳然たる事実と向き合い、その原因や背景を掘り下げた。
今回の結論は、人が幸せになるためには市場の損得勘定だけに振り回されることなく、一人ひとりが仲間や地域を守ろうとする価値観を確立しなければならないということ。そのために今われわれに何ができるか、人を幸せにする経済とはどんな経済なのかなどを、金融教育家の田内学と社会学者の宮台真司が議論した。