パーティ裏金疑惑で抜け落ちている重要な視点
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東京都知事選で脱原発を主張する候補者を一本化するよう働きかけていた「脱原発都知事選候補に統一を呼びかける会(世話人・鎌田慧氏)」は2月6日記者会見し、宇都宮健児、細川護煕両陣営から候補者の一本化は困難との回答があったことを報告するとともに、一本化を断念すると表明した。
元東京大学教授の桂敬一氏は、宇都宮候補の陣営から、公示前の一本化申し入れの際にオープンな場で話し合いに応じると伝えていたが実現しなかったことや、期日前投票を済ませた方やボランティアの支援者を裏切ることになるなどの理由から、立候補を辞退する考えはないとの回答があったことを報告した。
また、細川候補の陣営からも、自分たちが原発を最大の課題と位置づけているのに対し、宇都宮候補は原発以外の政策を並列的に挙げていることなどを理由に、立候補の取り下げはできないと回答があったという。
鎌田氏は都知事選で脱原発を政党に左右されない大きな運動にしたかったと語り、脱原発運動にとって事実上の分裂選挙となったことに対する悔しさを滲ませた。
細川・宇都宮両候補を隔てるものは何だったのか。なぜ原発候補を一本化できなかったのか。ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。