「防衛政策の大転換」で日本はハイブリッド戦争に太刀打ちできるか
マル激 (第1149回)
ゲスト松村五郎
元陸将・陸上自衛隊東北方面総監
元陸将・陸上自衛隊東北方面総監
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新党「結いの党」の江田憲司代表は12月19日、外国特派員協会の講演で、新党の安全保障政策について、集団的自衛権には明確に反対の立場を表明した。
江田氏は「同盟国が攻撃された時に日本が武力行使をできるようにすることには反対だ」と、日本は集団的自衛権を行使すべきではないとする立場を明確にした上で、国連の下での集団安全保障体制に参加することはあり得るとの考えを示した。ただし、その場合でも自衛隊は前線で武力行使をするのではなく、あくまで後方支援にとどめるべきだと主張した。
「理念と基本政策で野党を再編していく」との方針の下で新党を立ち上げた江田氏が、安全保障政策の基本理念で、集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の変更を推進する安倍政権と対立する姿勢を打ち出したことで、集団的自衛権容認の是非が、政界再編の新たな対立軸となる可能性が出てきた。
集団的自衛権の容認か否かが政界再編の対立軸になることの妥当性などについて、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。