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11月1日にラグビー日本代表のヘッドコーチを退任したエディ・ジョーンズ氏が離日を前に11月2日、外国特派員協会で会見し、日本のラグビー界が抱える構造的な弱点や後任ヘッドコーチの条件などについて語った。
ジョーンズ氏は、日本のラグビーは裾野は広いが若い段階でエリート選手を発掘し、世界に通用するトップレベルの選手に育成していく仕組みがないところに弱点があると指摘した。
「ラグビーは複雑なスポーツなので、若い頃から素質のある選手を発掘し、エリートして育成していかなければならない。しかし、日本の高校はグランドも土の固いグランドで、育成に必要なための設備やコーチングが整備されていない。」ジョーンズ氏はこのように語り、日本のラグビーが世界と伍していくためには、エリート選手の育成プログラムが必要になるとの見方を示した。
また、4年間務めた日本代表のヘッドコーチを前日に退任したジョーンズ氏は、後任のコーチについて、2019年のW杯を主催する日本にとって予選ラウンドを突破しベスト8に進出することが必須条件になるとした上で、「その困難な仕事を成し遂げるためには、国際経験の豊富なコーチが絶対的条件となる」と語り、後任コーチには海外のトップレベルのコーチ経験が必要になるとの考えを示した。
エディ・ジョーンズの最後の言葉からわれわれが何を学ぶべきかについて、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。