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2013年01月12日公開

サルでもわかるアベノミクス入門

マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第613回)

完全版視聴について

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完全版視聴期間 2020年01月01日00時00分
(終了しました)

ゲスト

1955年東京都生まれ。78年東京大学理学部数学科卒業、80年東京大学経済学部卒業。2007年千葉商科大学大学院政策研究博士課程修了。博士(政策研究)。80年大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、安倍内閣首相補佐官補などを経て、08年退官。東洋大学経済学部教授を経て、09年より政策シンクタンク「政策工房」会長を兼務。10年より現職。著書に『日本人が知らされていない「お金」の真実』、『消費税「増税」はいらない』など。

著書

概要

 アベノミクスが動き始めた。「インフレターゲット」を定め、そこまで「無制限の金融緩和」を行うことを「日銀とアコード(政策協定)」することで、人為的に物価を押し上げ、日本をデフレから救い出すという至ってシンプルな論理だが、少なくともここまでのところは市場はこれを円安・株高をもって歓迎しているように見える。

 しかし、依然として多くのエコノミストや識者たちが、アベノミクス、とりわけインフレターゲット(インタゲ)政策には懸念を表明している。本当におカネを刷るすだけで物価が上がり、物価があがれば景気が回復するのか。どうすれば物価は上がるのか。本当に日本では2%のインフレは実現可能なのか。制御不能なインフレに陥る恐れはないのか。財政規律は維持できるのか等々。

 しかし、今週のゲストで安倍内閣の政策ブレーンでもある嘉悦大学教授の高橋洋一氏はアベノミクス、とりわけインタゲ政策については、「日本以外の国がみんなやっていることをやるだけの話」と、一連の懸念や批判を一笑に付す。日本はこれまでも十分な金融緩和をやってきたのに効果がなかったではないかとの主張に対しても、いくら通貨の供給量を増やしても20年かけてチョロチョロと小出しに供給量を増やすだけでは効果があがるはずがないと、これも一蹴する。「要はアクセルの踏み方の問題だ」として言い、半年で50兆円規模の資金供給を行えば「効果は出る」と言い切る。財政規律の崩壊や過度なインフレへの懸念についても、インフレによって名目GDPが成長するのだからそのような心配はないと語り、インフレターゲットが実現すればプライマリーバランス(基礎的財政収支)さえ回復が可能と説く。

 果たしてそうだろうか。しかし、おカネをジャブジャブ刷れば景気がよくなり、リスクや副作用もないという話は、どうしても素人には話がうますぎるように思えてならない。また、もしそんなに簡単にデフレから脱却できるのなら、なぜこれまで20年もの長きにわたり日本はデフレに苦しみながらのたうち回る必要があったのか、とも、思えてしまう。

 そこで今回は、日本におけるインタゲの言い出しっぺであると言っても過言ではない高橋氏に、なぜおカネを刷るだけで景気がよくなり経済成長が期待できるのかを、素人にもわかるイロハのレベルから解説してもらうことにした。

 果たして、前回の番組でインタゲに懐疑的だった宮台、萱野の両氏は、高橋氏の解説に納得するだろうか。

 

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