2016年、われわれを待ちうけているもの
慶應義塾大学大学院経営管理研究学科准教授
津田塾大学学芸学部国際関係学科教授
完全版視聴期間 |
2020年01月01日00時00分 (期限はありません) |
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1973年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。99年有限会社ネオローグ設立、代表取締役に就任。 2003年よりジャーナリスト活動に入る。10年より早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師を兼務。著書に『Twitter社会論 – 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』 、『情報の呼吸法』、共著に 『未来型サバイバル音楽論 – USTREAM、twitterは何を変えたのか』など。
1970年愛知県生まれ。03年パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」研究員、東京外国語大学非常勤講師などを経て、現職。著書に『国家とはなにか』、 『新・現代思想講義—ナショナリズムは悪なのか』、共著に『最新 日本言論知図』など。
5回目の金曜日に特別企画を無料放送する5金スペシャル。今回はジャーナリストの津田大介氏と哲学者で津田塾大学准教授の萱野稔人氏をゲストに、震災・原発事故から1年あまりが過ぎる中、あえて今、われわれが考えておかなければならないことは何かを議論した。
震災・原発事故から1周年にあたる3月11日、マスメディアは軒並み震災・原発事故の特集を組み、当時の映像や震災・事故直後に何が起きたのかを、検証する企画を発信した。ところが、それから一夜が過ぎると、マスメディア、特にテレビは前日の放送が嘘のように、震災や原発に触れることをパタッと止めてしまった。
震災そして原発事故は、様々な形で現在の日本が抱える病理や難問を浮き彫りにした。そしてその問題の多くは、震災よりも遙か以前から、日本が抱えていたにもかかわらず、解決できないまま、ずるずると引きずってきたものだった。
この災難を奇貨として、われわれはこの病理に立ち向かうことができるのか。それとも、問題を解決できないまま、破綻への道を突き進むのか。
この災禍を未来へとつなげていくために、今、われわれがやらなければならないことは何なのか。津田、萱野両氏と議論した。
今週は5金(5回目の金曜日)に当たるため、特別番組を無料で放送します。ニュース・コメンタリーと福島報告はお休みします。