亀井静香が政治生命を賭してまで死刑の廃止を訴え続ける理由
マル激 (第812回)
ゲスト亀井静香
衆議院議員
衆議院議員
1936年11月1日広島県生まれ。60年、東京大学経済学部卒。同年、別府化学工業(現・住友精化)入社。62年、警察庁入庁。警察庁警備局公安一課理事官、警察庁長官官房調査官などを経て1977年に退官。79年、衆院初当選(旧広島3区・13期)。運輸相、建設相、自民党政調会長、国民新党代表、金融担当相などを歴任。著書に『晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ』、『死刑廃止論』など。
郵政法案が可決し、当初法案に反対した議員が次々と白旗をあげる中、法案をめぐる対立から離党・新党立ち上げにまでいたった亀井静香氏は今何を考えているのだろう。
小泉首相は郵政法案への反対は倒閣運動だったと断罪した。その運動の恐らく首謀者と目されていたのが、過去2度自民党総裁選で争った亀井静香氏だったにちがいない。
しかし、亀井氏はなぜあそこまで法案に反対しなければならなかったのか。これは政治判断を誤った結果だったのか。それとも亀井氏なりの独自の理由があったのか。亀井氏を四谷のアトリエに訪ねた。