鳩山政権は何に躓いたのか-新政権の課題
マル激 (第477回)
ゲスト松井孝治
北海道大学教授
北海道大学教授
ゲスト長谷川幸洋
東京新聞・中日新聞論説委員
東京新聞・中日新聞論説委員
その他
1958年岡山県生まれ。81年東京大学法学部卒業。同年同大学助手。北海道大学法学部助教 授を経て93年より現職。著書に『民主党政権は何をなすべきか』、『政権交代論』など。
小泉政権3年間の実績を問う参院選で、自民党が議席を減らし民主党が躍進した。無党派層が民主党支持に回ったことが大きな要因だが、同時に自民党の伝統的支持組織の集票力の凋落ぶりも目立った。果たして政治の流れは自民党から民主党へと移っているのか。それとも民主党は単に社民・共産の支持層を侵食しているだけなのか。一方、創価学会への依存度が更に高まったことで、小泉政権の政権運営はどう影響を受けるのか。新たな政治状況の中で、われわれはどの政党の何に注目すべきなのかを、北海道大学の山口二郎教授と共に考えた。