日本人はまずパレスチナで何が起きてきたかを知らなければならない
マル激 (第1176回)
ゲスト高橋和夫
国際政治学者、放送大学名誉教授
国際政治学者、放送大学名誉教授
1951年福岡県生まれ。74年大阪外国語大学外国語学部卒業。76年米コロンビア大学大学院修士課程修了。学習院大学非常勤講師、クウェート大学客員研究員などを経て2008年より放送大学教授。18年より現職。著書に『イラン vs トランプ』、『イランとアメリカ』など。
戦闘終了後の死者は既に160人を越え、自殺者も続出している在イラク米軍。テロは加速度的にエスカレートし、その標的も周辺へと広がりを見せる中、ブッシュ政権のイラク統治政策が行き詰まりを見せている。アメリカはどこで道を誤ったのか。統治政策に修正の余地はあるのか。そのような状況下で日本は本当に自衛隊を出せるのか。イラク情勢の今と今後の見通しを、イスラム専門家の高橋和夫氏とともに考えた。