この選挙で本当に問われているものは何なのか
マル激 (第330回)
ゲスト中村啓三
政治ジャーナリスト・毎日新聞常勤監査役
政治ジャーナリスト・毎日新聞常勤監査役
1944年長野県生まれ。68年早稲田大学政治経済学部卒業、68年毎日新聞社に入社。大阪社会部、神戸支局を経て、74年政治部記者に。平河クラブ(自民党)キャップ、官邸キャップ、編集委員、論説委員などを歴任後、97年論説委員長に就任。02年から現職。
この選挙を境に、保守本流と呼ばれてきた政治家たちの多くが引退する。これは 日本の戦後政治の本質的な変質を意味するのか。日本の政治は小泉首相の下で、新たなフェーズを迎えているのか。そして、民主党はその対案となり得るのか。政治記者として30年間自民党をウオッチしてきた毎日新聞の中村啓三氏と、この選挙で何が問われているのかを考えた。