なぜ普天間問題がこじれるのか
マル激 (第459回)
ゲスト鈴木宗男
衆議院外務委員長
衆議院外務委員長
1948年北海道生まれ。70年拓殖大学政治経済学部卒業。中川一郎衆院議員秘書を経て、83年衆議院初当選(旧北海道5区・自民党)。北海道・沖縄開発庁長官、内閣官房副長官などを歴任。02年自民党離党。05年新党大地を結成し代表に就任。02年6月斡旋収賄罪などで逮捕・起訴され、04年11月東京地裁で懲役2年の実刑判決、現在最高裁に上告中。当選8回(衆院比例・北海道ブロック)。著書に『汚名 国家に人生を奪われた男の告白』など。
メディアは鈴木宗男氏を、利権政治家だの抵抗勢力だのと、悪の権化のように報じた。しかし、小泉構造改革は本当に鈴木氏的な利益再配分政治からの前進なのだろうか。鈴木氏は逮捕・拘留を経た今も、地方を公共事業で保護すべきと主張するが、財政破綻に瀕する現在の日本に、公共事業のばらまきはもはや許されないのも事実。しかしその一方で、鈴木氏的な手法を批判する勢力は、それに変わる新しい民主政治の 形を提示できているだろうか。衆院解散の今日、その鈴木氏をゲストに、今の日本の政治の現状について考えた。