なぜ報道被害は無くならないのか
マル激 (第323回)
ゲスト梓澤和幸
弁護士
弁護士
1943年群馬県生まれ。67年一橋大学法学部卒。71年弁護士登録。『石に泳ぐ魚』事件や『生活ほっとモーニング』事件などの名誉毀損裁判の原告側代理人を務める。04年より山梨学院大学法科大学院教授を兼務。日弁連「人権と報道調査研究特別部会」部会長、共同通信社「報道と読者委員会」委員、国分寺市人権擁護委員、ランビック(報道被害救済弁護士ネットワーク)会員。著書に『報道被害』、『在日外国人』など。
修正個人情報保護法案は、メディアを直接の対象から外すことで、あたかも問題が解決したかのような喧伝がなされているが、言論統制法としての本質的な問題点は何ひとつ解決されていない。この法案がいかに自由な言論への脅威となり得るか、その危険性を改めて検証する。他、クラスター爆弾がなぜ問題なのか、など。