和歌山カレー事件に見る、科学鑑定への誤解が冤罪を生む構図
マル激 (第732回)
ゲスト河合潤
京都大学大学院工学研究科教授
京都大学大学院工学研究科教授
和歌山カレー事件で下級審は死刑の判決を下した。しかし、動機も解明されないまま状況証拠のみに依拠した死刑判決には、多いに疑問が残る。過熱報道によって形成された圧倒的な世論のもとで、果たして司法が中立性を維持できるのか、公正な裁判が期待できるのかどうかを考えてみた。その他、政治ジャーナリスト角谷浩一氏による野田保守党党首離党騒動の真相など。