安倍政権がもう3年続くと日本はどうなるか
マル激 (第905回)
ゲスト金子勝
立教大学大学院特任教授
立教大学大学院特任教授
1952年東京都生まれ。75年東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科単位取得満期修了。東京大学社会科学研究所助手、法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て2018年より現職。慶應義塾大学名誉教授を兼務。専門は制度経済学、財政学。著書に『資本主義の克服』、『日本病』、共著に『ポスト「アベノミクス」の経済学』など。
繰り返し流布される危機説に、私たちは感覚が麻痺している感すらある。しかし、慶応大学の金子勝教授は、「それでも狼(危機)は必ず来る」と断言する。過去の失政の分析や責任の所在を明らかにすることなく、場当たり的な対応を繰り返してきた日本経済に、いよいよ限界がきている。経済を立て直し、無秩序化するグローバル化の波に抗するために今、何が求められているのか。金子教授とともに考えた。